日付が2つあるということ
職業訓練のコースには、申し込みに関わる日付が2つあります。
- 募集開始日……この日から申し込みを受け付ける
- 締切日……この日までに手続きを終える
見落とされやすいのは前者です。一覧や検索結果で目立つのは締切日なので、「締切が1か月先なら、いつ動いてもいい」と受け取ってしまいます。実際には募集開始日より前は、ハローワークに行っても受け付けてもらえません。
6割はまだ始まっていない
内訳はこうなっています。
| 掲載しているコース | 1,991件 |
|---|---|
| いま申し込める | 780件(39%) |
| まだ募集前 | 1,211件(60%) |
探していて「よさそうなコースが多い」と感じても、そのうち実際に動けるのは4割だということです。
募集開始まで、どのくらい待つのか
募集前のコースについて、開始日までの日数を数えました。中央値は28日です。
| 1週間以内に始まる | 190件 |
|---|---|
| 1か月以内 | 299件 |
| 1〜3か月先 | 402件 |
| 3か月より先 | 47件 |
半数近くが1〜3か月先です。いますぐ訓練を受けたい人にとっては遠い話ですが、逆に言えば準備の時間があります。給付金を希望する場合は事前審査の書類集めに1〜2週間かかるので、募集開始を待つあいだに揃えておくと、開始後すぐ動けます。
募集期間は意外と短くない
募集開始から締切までの長さは、中央値32日でした。
| 2週間以内で閉じる | 49件 |
|---|---|
| 1か月以内 | 929件 |
| 1か月より長い | 1,013件 |
約半数は1か月以上開いています。開始日に駆け込む必要はありません。ただし2週間で閉じるものも49件あるので、気になるコースは募集開始日を控えておいてください。
いま申し込める780件のうち、186件は1週間以内に締切
一方で、すでに募集中のコースは締切が迫っているものが多くあります。締切までの日数は中央値16日。1週間以内が186件、2週間以内が359件です。
つまり「いま申し込めるコース」の半分近くは、2週間以内に動かないと間に合いません。申し込みの流れに書いたとおり、締切日は訓練校に書類が届く期限であり、その前にハローワークでの相談と受講申込書の交付が必要です。実質的な猶予はさらに短くなります。
締切のあとも日程は続く
締切から開講までは中央値28日でした。この間に選考(面接・筆記)と結果通知、ハローワークでの支援指示が入ります。
申し込んだ時点で終わりではなく、合格後にもう一度ハローワークへ行く必要があることは見落とされやすい点です。これを受けていないと給付金や手当の対象になりません。
分野によって事情が違う
募集前が多いのは製造・ものづくり(287件)、事務・経理(272件)、電気・設備(199件)。一方いま申し込めるのは事務・経理(276件)、IT・Web(146件)、製造・ものづくり(117件)です。
事務・経理は両方で上位に来ます。コース数そのものが多く、開講のサイクルも短いためです。急いでいる人は事務・経理やIT・Webのほうが選択肢を見つけやすい傾向があります。
探すときの順番
- 急ぐなら「いま申し込める」コースから見る。各一覧の上部に件数を出しています
- 急がないなら募集前も見る。準備期間があるぶん、書類を揃えてから臨めます
- 気になるコースの募集開始日を控える。開始日を過ぎてから相談に行っても、締切まで日数が残っていないことがあります
- 締切の2〜3週間前には最初の相談に行く。ハローワークでの手続きに時間がかかります
当サイトは締切が近い順に並べていますが、募集前のコースも同じ一覧に入っています。バッジの表示で見分けてください。